学資保険の種類


子供にかける保険の種類と特徴について紹介します

◆貯蓄型の学資保険◆
貯蓄型の学資保険(こども保険)は、学資保険の本来の目的である教育資金を積み立てることに重点を置き、医療保障や死亡保障が付いていない、シンプルな保険です。

近年では育英年金や医療保障が付いている「保障型学資保険」に比べ、圧倒的に貯蓄性を重視した学資保険が人気となっています。
◆貯蓄型の特徴◆
貯蓄型のの最大の特徴は、返戻率が100%を超える、分かりやすくいうと、支払った保険料の総額よりも、受け取る保険金額(満期保険金(満期学資金)+祝い金)が上回ることです。

もちろん、保険契約者(親)に万一(死亡・重度障害)のことがあった場合でも、それ以降の保険料の支払いは免除され(保険料払込免除条項付)、満期学資金や祝い金は、予定通り全額受け取ることができるので、とても合理的、かつ人気の保険でもあります。

ただ満期学資金や祝い金は保険契約者(親)に万一(死亡・重度障害)のことがあった場合でも保障されますが、死亡保険金や育英年金は出ませんし、被保険者(子供)がケガや病気で入院・通院した場合でも医療保障はありませんので、入院・通院給付金は出ず、もしも子供が死亡した場合でも受け取れるのは、それまでに支払った保険料相当額ということになります。
◆貯蓄型がおすすめの方◆
保険契約者(親)や被保険者(子供)の医療保障や死亡保障は、すでに他の生命保険や共済などで補えている。

貯蓄だけではなく、自分(親)に何かあった場合の最低限の保障が欲しい。

子供の教育資金を確実に積み立てたいが、貯蓄していく自信がない。

この貯蓄型は、学資保険(こども保険)の基本型です。貯蓄型、保障型どちらが最適なのかはそれぞれの家族の状況によって異なりますので、よく内容を見比べ、検討しましょう。

契約内容によって多少異なるかもしれませんが、2008年時点では、貯蓄型学資保険の中で返戻率がもっとも高いのが「ソニー生命の学資保険」で、次いで、「アフラック・太陽生命」の学資保険が返戻率が高くなっています。
◆保障型の学資保険◆
保障型の学資保険(こども保険)は、医療保障や死亡保障が付いた、保障が充実した学資保険(こども保険)です。
◆保障型の特徴◆
保険契約者(親)に万一(死亡・重度障害)のことがあった場合に育英年金が満期までの間受け取れる

保険契約者(親)に万一のことがあった場合、死亡保険金が受け取れる

被保険者(子供)がケガや病気で入院、通院したり死亡した場合に保障される
もちろん保険会社や保険の内容によって違いますが、保障型の学資保険(こども保険)は、以上のように、保険契約者(親)や被保険者(子供)に万一のことがあった場合に、医療保障や死亡保障が受けられるタイプです。

当然、その分保険料が上乗せされ、元本割れ(受け取れる保険金額(満期保険金(満期学資金)+祝い金)が支払った保険料の総額を下回る)することは否めません。

すでに他の生命保険や共済(都民共済・CO-OP共済など)などで、保障は充実している場合に、この保障型の学資保険(こども保険)に加入すると、保障内容が重複してしまい、無駄な保険料を支払うことになりますので、学資保険に加入する場合でも医療保障などは必要なのか?をよく検討することも大切です。

ちなみに、「郵便局(かんぽ)の学資保険・日本生命(ニッセイ)の学資保険(げ・ん・きEX)」などが、この保障型学資保険になります。

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