発熱時の対策
体温のはかり方
まずわきの下の汗を拭く。
これは体温を正確にはかるための基本。
体温計は動脈の通っている場所に赤ちゃんが動かないようにだっこして当てる。
38度以上の熱
まず薄着をさせて様子を見る。
いきなり冷やしたりするのではなく、まずは肌着にして涼しくしてあげて。
なかなかひかない時
まずビニール袋に氷を2〜3個入れ、水を少し足したら漏れないように口をしっかり結びタオルやガーゼで包みます。
これを2つくらい作り、くび筋、わきの下、股関節など、動脈の走っている部分に5〜10分程度氷を当てます。
熱が上がりそうな時
熱いお湯でしぼったタオルをビニール袋に入れ、タオルで包む。
タオルが冷たくならないようにこまめに注意。
タオルを足元から15cmぐらい離したところに置き、湯たんぽがわりにする。
掛け布団をかけてそのまましばらく様子を見てください。
吐いたもので窒息しないように
吐いたものが気管に逆流しないように、体を横に向けることが大切です。
嘔吐が止んだら少しずつ水分を補給してあげて。
◆薬の与え方◆
シロップの場合
シロップはオレンジ味などがついて飲みやすいが、吐き出すかもしれないので、口のまん中までスプーンを入れて飲ませます。
もうひとつはスポイト。スプーンより確実に飲ませることができます。
ひょうたん型のスポイトがおすすめ。
粉薬の場合
粉薬は飲ませにくく、赤ちゃんも飲みにくいもの。
方法としては粉薬を水で練り、練った粉薬は赤ちゃんの上あごにつける。
このあと、湯冷ましやミルクをあげれば、嫌がらずそのまま飲んでくれる時もあります。
ただし、めんどくさいからといってミルクに溶かすのはNG。
赤ちゃんがミルクをまずいものだと覚えて、ミルク嫌いなってしまいます。
座薬の場合
赤ちゃんの解熱剤は座薬が一般的。
座薬は赤ちゃんにとってちょっと量が多いので、指示された長さに切って小さくする。
座薬のとがったほうの先に、食用の油を少し塗って入れやすいようにする。
うんちには注意して。
座薬が中で溶け始めるまで、しばらくおしりを押さえておきましょう。
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