おやつのあげ方


離乳食の与え方について紹介します

◆0〜2才:おやつの約束◆
赤ちゃんは、生後5カ月くらいから離乳食がスタートします。

おっぱいやミルクを「飲む」食事から、形のある食べ物の食事へと、1才過ぎの完了期に向けてゆっくり進めていきます。

「おやつ」を食べていいのは、赤ちゃんが朝、昼、夕3回食になる、9〜10カ月ごろから。

でも、離乳完了までは、離乳食そのものが大切。

1才過ぎまでは、「おやつ」は栄養的には、ほとんど必要ないということを覚えておきましょう。

発達に応じたおやつの考え方や、虫歯との関係などについて、ポイントを整理していきましょう。

◆ポイントその@◆
離乳の完了前と完了後では、おやつの考え方が大きく違います。

赤ちゃんせんべいや卵ボーロなど、ベビーフードおやつは、5カ月くらいからOKという商品も多く出ています。

与えるのは食事が朝昼晩と3回きちんととれるようになった、カミカミ期半ば(9〜10カ月ごろ〜)からになります。

それも、ほんの補助的な意味なので、果汁などの飲み物プラス赤ちゃんせんべい2枚程度が基本、お楽しみ程度と考えておきましょう。

目的が変わるのは、「離乳が完了」した1才過ぎから。

ほとんどの栄養を固形物からとるようになりますが、1才児は、体の大きさの割にエネルギーがたくさん必要なので、とても3回の食事では補いきれなくなります。

そこで、「おやつ」の出番になるのです。
◆ポイントそのA◆
ベビー&幼児フードおやつが基本

どんなおやつを与えたらよいのでしょう?

ママたちは毎日の離乳食作りや日常の家事や育児で大忙しですね。
だからこそ、時間も手間もかからないベビーフードおやつがいちばんのおすすめです。

各メーカーから、安心な材料で、カロリーや塩分や脂肪に配慮された商品が数多く出ています。

また最近は、離乳を完了した1才代からのおやつとして幼児フードにも注目。

ベビーフードおやつと同様、栄養的に配慮されているのでこちらもおすすめ。

さらに、最近は鉄分やカルシウムを強化したもの、野菜や海草など不足しがちな栄養素をプラスしたものなど、付加価値のあるものが多く、おせんべい、クッキー、クラッカー、蒸しパンなどバリエーションも豊富です。
◆ポイントそのB◆
市販のおやつは、なるべく1才を過ぎてから

大人がおいしそうにつまんでいるのを見ると、赤ちゃんはほしがります。

少しだけならと、つい与えてしまいがちですが、大人には少量に感じても、体の小さな赤ちゃんにしてみれば、けっこうな量に。

内臓機能が未熟な赤ちゃんにとって、塩分や脂肪分、香辛料、添加物は体に大きな負担がかかるのです。

また糖分が多いと虫歯も心配ですし、脂肪分が多いとカロリーのとりすぎで、食欲不振にも。

市販のお菓子の濃い味を覚えると、薄味のベビー用おやつは食べなくなってしまうことも。

特に1才前は消化、吸収が未発達なので、なるべく市販のお菓子は避けましょう。
◆ポイントそのB◆
1日1回、量を決めて

おやつの与え方でいちばん気になるのが虫歯です。

予防のポイントは、まず糖分の少ないおやつを選ぶこと。

手作りの場合も、砂糖をあまり使わないもの、果物やいも類など自然の甘みのものがいいです。

また市販のお菓子では、歯にくっつきにくいものを選びましょう。

時間と与える回数も決めましょう。
食べたあと歯みがきやうがい、水や麦茶を飲む習慣をつけることも大切です。

また、与える回数は基本的に1日1回。
おやつを食べ過ぎると、食事も不規則になります。

例外として、例えば、1〜2才代で早起きして活発に動き、食事をしっかりとる子なら、おやつは2回にしてもOKの場合があります。
子どもの個性に応じて、与える量や内容を工夫していくことも大切です。


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