歯並びへの影響
●3才までなら影響なし
おしゃぶりの歯並びへの影響ですが、3才までのおしゃぶりであればほとんど影響がないといってよいでしょう。
乳歯の時期であれば永久歯に後遺症を残さないという点では、指しゃぶりといっしょ。
歯並びに影響が出るのは、赤ちゃんのしゃぶる力、しゃぶっている時間、そあごの強さなどが関係しており、これは個人差があるものです。
もしも、おしゃぶりが原因で乳歯の段階で歯並びに乱れが出てきているのであれば、意識して徐々にやめさせましょう。
●指しゃぶりとおしゃぶりの違い
まず、おしゃぶりよりも指しゃぶりのほうが指というかたいものをしゃぶっているために歯並びやあごに影響が出やすいという点。
また、おしゃぶりはしゃぶるだけのものなので、口の中にすっぽり入ってしまいますが、指しゃぶりは歯で指をかんでいる状態になります。
つまり直接歯が指にふれている部分が多く、しかも場合によっては強い圧力が歯にかかることになります。そのため歯並びへの影響がより出やすいと考えられます。
また、指しゃぶりのほうがかんでいる体積が大きいために開咬になりやすいともいえるでしょう。
●歯並びへの影響
指しゃぶり・おしゃぶりは3才までなら基本的には問題ありません。
ただし、5〜6才まで続くと乳歯段階での歯並びの異常が永久歯に影響を及ぼすこともあります。
指しゃぶり・おしゃぶりによって発生する歯並びの症状を少しでも知っておくと、子どもの歯並び異常の早期発見につながります。
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