お父さんになつかない
子供にとって現代の父親は、怖い存在ということが少ないと思います。
昔は、父親は一家の大黒柱として威厳をもった存在でしたが、現在では子供を叱るのは、ほとんどの場合、母親の役割となってきているようです。
最近は、お父さんはむしろ怒らなくて優しい人、というイメージで子供達は見ていることが多いようです。
それではなぜ、子供がお父さんになかなかなつかないということがあるのでしょうか。
●なつかない原因
多い理由が、お父さん自身が子供と接する時間がかなり少ないこと。
一緒にいてもほとんど交流することがない、ということ。
毎日外に働きに出ているお父さんは、普段は家にほとんどいることができません。
休みの日は家に一緒にいることができるはずなのに、ほとんど交流がないというのは、かなり問題。
多くのお父さんが、普段仕事が忙しくて疲労が溜まっていますので、もし家にいたとしても、あまり動こうとしないのではないでしょうか。
子供は自分をかわいがってくれない人には、自分から近づきたくないのです。
「怒らない」「優しい」ということは、裏を返せば無関心。
このような父親は、子供にとって親の感触が薄いものなのでしょう。
また、お父さんとお母さんの仲が悪い場合も原因になります。
家庭でもお父さんのことが話題にならないようでは自然と子供もお父さんを遠ざけてしまうことが多くなってしまいます。
「お父さんは、毎日お仕事頑張っているんだよ」とお父さんの話を聞かせたり、なるべくお父さんという存在を、子供にアピールすること。
そう簡単にはうまくいかないかもしれませんが、子供とお父さんが笑顔で接することができたとき、一層家族は幸せになっていくことでしょう。
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